涸沢岳

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憧れの槍・穂高縦走(3・4日目)

北穂高小屋から涸沢岳・穂高岳山荘・涸沢を経由して上高地


 3日目は、北穂高小屋から穂高岳山荘までのコースになります。ここも、大キレット並みの怖さがありました。慎重に進むことにしました。やはり体力が心配で、最後の涸沢槍・涸沢岳の登りが大丈夫か不安でした。今日は、短いコースなので慌てず行こうと決めました。左に涸沢カールのすばらしさを見ながら、右は滝谷の恐ろしさを感じながらの縦走になりました。また、4日目は穂高岳山荘からザイテングラートを下り、涸沢、本谷橋、横尾、上高地とコースをとることになりました。
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【AM 4:59】

 今日もいい天気です。この山行は本当に天気に恵まれました。常念岳の後ろから、見事なご来光が、素晴らしい景色です。今日は、北穂高小屋から穂高岳山荘に向かいます。今日の行程も、大キレットと同じように慎重に進まなければなりません。


【AM 6:52】

 ほとんどの人が出発してしまった。私たちは、のんびりと朝のホットミルクを飲み、出発です。昨日来た大キレットの写真をもう一度カメラに収めました。小屋の人は、もう仕事に入っています。


【AM 7:13】

 槍から伸びる稜線を昨日は来ました。槍ヶ岳から気持ちのいい稜線を4時間くらいかけてのんびりと南岳小屋まで来ました。そして、上の写真のように、南岳から一気の下りです。この大キレット越も、5時間くらいかけて登ってきました。よく来たものです。次来るときは、南岳小屋に泊まって、ゆっくりと午前中に大キレット越をしたいと思います。


【AM 7:49】

 北穂高岳の頂上から下っていくと、まず、松濤岩のコルになります。残雪がありました。滑り落ちないように、慎重に越え北穂分岐に至ります。少し行くと岩場の下りになります。下の写真のように前方に滝谷ドームが見えます。滝谷側に切れ落ちているので要注意です。


【AM 8:04】

 しばらく下っていくと、長い鎖場に至ります(左下の写真)。ここは長いので慎重に下ります。しっかりと三点確保をして、鎖を頼りにしながら下ります。鎖の最後の部分は、足場があまりなく慎重に下ります。


【AM 8:51】

 しばらくルンゼ状の岩場の下りが続きます。どちらかというと滝谷側が恐かったです。日陰の部分も多く、緊張感が続きます。それに比べ、涸沢側は、景色も良く、高度感はあるけど気持ちが良かったです。しばらく行くと奥壁バンドと呼ばれるところに至りますが、岩場を横切ります。そこもスリルがありましたが、景色は気持ちが良かったです。


【AM 9:26】

 緊張感の続く岩場も終わり、慎重に下っていくと、涸沢のコル(最低鞍部)に降りてきます。私がもたもた降りていくと、パトロールの人たちが、追い越していきました。あっという間に見えなくなってしまいました。すごい体力・登山技術。うらやましくなりました。


【AM 10:06】

 涸沢のコルで仲間が待っていてくれました。どうしても遅れます。申し訳ないんだけど今の自分の体力では、いっぱいいっぱいでした。ここで、少し休憩して、腹に入れました。手前の亀岩をゆっくりと登ります。登り切ってしばらく行くと鎖のあるスラブ状の一枚岩があります。慎重に越すと目の前に、涸沢槍の壁が立ちはだかります。


【AM 10:30】【AM 10:46】

 梯子、鎖、ステップと気が抜けない急斜面です。落石が恐いです。長い鎖が続くのが恐かったです。自分の体力が持つのか心配でした。体力さえあれば、この登りを味わいながら、登れるでしょう。やっとの思いで涸沢槍を越えると滑りやすい一枚岩が見えてきます。慎重に下るとD沢のコルに至ります。さあ、最後の涸沢岳の登りになります。


【AM 11:17】【AM 11:51】

 長い鎖が連続します。しばらく登るとオダマキのコルに至ります。オダマキが可憐に咲いているというのですが、そのときは、夢中になっていて、高山植物を見る余裕がありませんでした。がらがらとした急斜面を登り切ると、最後の凹状の岩場になります。鎖、鉄杭に助けられながら、やっとの思いで登り切ることが出来ました。そして嬉しい仲間の祝福のハイタッチが待っていました。


【AM 12:02】

 登り切ったのが12:02ということですので、私の体力では北穂高小屋から4時間半かかってしまいました。登り切ったときの満足感は、最高でした。天気も良く、この3泊4日は、本当に恵まれた山行となりました。4時間から5時間の行程は、私にとってちょうどいいです。


【AM 12:14】

 涸沢岳の頂上に着きました。これから行く白出のコルには、穂高岳山荘が見えます。その向こうには奥穂高岳がひかえています。前穂も見えます。やっとここまでやってきました。今回の槍・穂高縦走も終わりに近づいてきました。


【PM 1:21】

 やっと着きました。ビールと蕎麦がうまい。なんと、ここから夕飯まで飲み続けてしまいました。
ビールのロング缶を2・3本、ワインを3人で2本を空けてしまいました。気がついたら宴会状態になっていました。ちょっとやり過ぎたかも。翌朝、奥穂の頂上に行ったのは、一番若い一人、後の二人は、飲み過ぎで気力無し。

  憧れの槍・穂高縦走 最終日(下山)

【AM 6:56】

 今日は、下山です。朝早く、若い彼は奥穂の頂上に行ってきました。残された二人はゆっくりと寝ていました。朝食を食べてゆっくりと身支度をし始めました。中の売店の様子ですが、ほとんど人がいません。昨夜飲み過ぎて、ゆっくり下山する私たちは、気楽なもんです。


【AM 6:58】

 今日も朝から天気がいい。ただ風があるかなというところです。ザイテングラートを下って涸沢に至ります。涸沢小屋であの有名なソフトクリームを食べなくては。そして出来たら涸沢小屋ラーメンだったかな。それも食べてみたいです。こんなことをやっているから、山登りの後、いつも体重が増えているんですね。


【AM 7:02】

 三人で記念撮影です。30代、40代、50代と年齢の違うもの同士が、よくぞ脱落者もなく槍・穂高縦走を成し遂げたと思います。本当に感謝です。一人では途中でめげていたでしょう。支えられながら登ることが出来たことに感謝です。


【AM 7:15】【AM 8:53】

 ゆっくりとザイテングラートを下ります。ここは躓かないように、慎重に下れば、特に恐怖感はありません。今までの山行の疲れがあるので、自分の足が信用できないので、恐る恐る、慎重に下りました。涸沢のお花畑では、オンタデの群生に出会うことが出来ました。こうして、無事今回の3泊4日の槍・穂高縦走を終えることが出来ました。

【AM 11:48】【AM 12:50】
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今回のとっておきのアクセサリー



モンベルの傘


モンベルのソーラーバッテリー

今回の小物は、モンベルの
充電器です。前回は、
大きさマッチ箱くらいのもの
でしたが、一回充電すると終わり、
太陽光ではなかなか充電
できませんでした。そこで、
今回はモンベルの充電器を
買ってみました。
大きさは、5cm×10cmと
かなり大きめです。



穂高岳山荘の手ぬぐい


穂高岳山荘のピンバッジ



長野県山岳遭難防止対策協会発行のパンフレット


槍ヶ岳山荘グループ発行のパンフレット


北アルプス山小屋校友会発行のパンフレット

上記のパンフレットの出典を記載しましたが、
著作権侵害に該当するようでしたら
ご連絡下さい。すぐ外します
。  


槍・穂高の地質

興味があって、本などを読んで
いるとおもしろいことが書かれ
ています。中生代白亜紀後期
に酸性火成活動が起こります
。酸性ということは、火成岩の
分類でいくと、流紋岩・
石英斑岩・花崗岩に分類される
酸性岩の活動ということに
なります。特に笠ヶ岳流紋岩類が
有名ですね。当時の流紋岩は
濃飛流紋岩と呼ばれていて
溶結凝灰岩が主であると
いうことです。そして、時代は進み、
新生代に入り、すぐ穂高安山
岩類が出てくるんですね。
その後、一端落ち着き、
北アルプスは、準平原化して
いきます。最後に第四紀に入って、
一気に隆起し、現在の
北アルプスが形成された
というのです。
大変おもしろいことですね。
 
笠ヶ岳コールドロン

コールドロンというのは、
火山性噴出物によって陥没
したところをいいます。
カルデラということになります。
笠ヶ岳を見ると地層が
水平に見えますね。これは、
火山性噴出物がたまったもの
なんですね。中生代白亜紀後期、
その一帯に、大きなカルデラが
形成されたんですね。
形成のされ方は、
複雑のようで、学者の本を
読んでもよく分かりません。
ただ、その当時笠ヶ岳周辺は
大きなカルデラを形成していた
ことを知っただけで
楽しくなってきました。     

穂高グラーベン
               
笠ヶ岳コールドロンが形成
されたのが、中生代白亜紀後期
だとすると、穂高グラーベンが
形成されたのが、その後、
新生代古代三期始新世と
地質年表には書かれています。
グラーベンとは、ドイツ語に
由来していて、地溝のことを
言うそうです。両端がおよそ
平行に正断層で区切られた
地溝帯と言うことですね。
そこに現在の槍ヶ岳や
穂高連峰をなしている
穂高安山岩類が活動したん
ですね。すごいことです。
   
笠ヶ岳コールドロンが形成され、
引き続き、穂高グラーベンげ
形成され、しばらく準平原化し
、最後に一気に隆起し
北アルプスが形成された
ということです。本当に
わくわくしてきます。
その大自然の中を
歩いてきたんですね。   

今回の縦走で撮影した岩石



槍沢角礫岩層(槍ヶ岳)


穂高安山岩類に属し、
槍沢角礫岩層であり、
時代は、古代三期(始新世)。


槍ヶ岳結晶片岩(飛騨乗越)

飛騨乗越付近では、
飛騨外縁帯の変成岩類が
分布しています。
槍ヶ岳結晶片岩の時代は
古生代になります。     


普通輝石紫蘇輝石デイサイト(大喰岳)


穂高安山岩類の中でも
前穂高岳溶結凝灰岩層
と言われ、普通輝石紫蘇輝石
デイサイトは古代三期
になります。         


普通輝石紫蘇輝石デイサイト(中岳)


中岳も穂高安山岩類・
前穂高岳溶結凝灰岩層と
言われ、普通輝石紫蘇輝石
デイサイトは古代三期
になります。          


凝灰角礫岩(南岳)


穂高安山岩類の中でも
南岳凝灰角礫岩層と
言われ、時代は
古代三期になりま    


今回の山岳保険



レスキュー費用保険


今回は、この保険に入って
いきました。
1年間で5000円になります。
あくまでもレスキュー保険
ですので、死亡・入・通院、
賠償責任に対する
補償はありません。     


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憧れの槍・穂高縦走(2日目前編
 
憧れの槍・穂高縦走(2日目後編)

憧れの槍・穂高縦走3・4日目)
 
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